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医学部小論文・面接対策vol.2 告知

医学部受験

医学部小論文・面接対策vol.1では、「患者の権利」について学びました。

今回は、医学部小論文・面接でも頻出の「告知」をテーマに学んでいきましょう!

医師になれば、患者にとって過酷な告知をすることになる場面もあるでしょう。医師として、「告知」をどのように捉え、行なっていくべきか考えてたいところです。

面接官
面接官

患者の抱える病気が不治の病だったら、あなたはそれを患者に伝えますか?

またその理由を教えてください。

病名告知はなぜ必要か?

患者の病気が簡単に治すことができるのであれば、病名や治療法の告知は難しいことではない。

しかし、患者の病気が重篤な病気、今の医療では治すことができない場合はどうするべきか?これをよく考える必要がある。

実際に、少し前までは、「がん」とわかった場合に、患者にはそれを告知せずに家族にだけ告げるというのが普通であった。それは、旧来の「医の倫理」に従っており、患者に告知をすることで不安を与えてしまうことなく、医師がパターナリズムに基づいて最善な治療をすることすればよかったのだ。

しかし、現在の考え方は変化している。

患者に病名を告知をしないと、インフォームド・コンセントを行なったり、患者の自己決定権を尊重することはできないだけでなく、

患者が告知を受けて、残された時間を有意義に使うという選択ができなくなってしまう。

したがって、病名告知によって、患者のQOLを高め、患者の自己決定権を尊重する医療になるのであれば、病名告知はするべきである。

その際には、個々の患者の状況に合わせて、だれが、いつ、そこで、どのように告知をするかをよく考え、細やかな気配りをした上で告知を行ったり、告知後の精神的なケアや社会的な支援を行えるサポート体制を作っておいたりすることが必要となる。

ただし、病名告知によって患者のQOLを高めることにつながることを期待して、病名告知をするのであって、病名告知によって患者のQOLが大きく損なわれるようなことが予想される場合には、その告知をしないという判断も必要になる。

しかし、その判断は非常に難しく、普段患者とどんなにコミュんケーションをとって、理解しているつもりでも、どうするべきか明確な答えは出てこないだろう。

病名告知を受けて、すぐに冷静に前向きに受け止めることは難しいだろうし、自分だったらできない。

それでも、家族や友人、医療従事者がその苦しみを分かち合い、患者を支えて行くことはできる。

患者自身も、苦悩をかかえながらも、事実を受け入れ、患者自身の考え方や価値観で、病気とどのように向き合っていくかを選択することができる。また、QOLの高い生き方を選択するかもしれない。

病名告知をしないと、このようにして選べたであろう、自己決定権を奪うことにもなる。

このようなことを考えるとやはり、患者が告知を拒否している場合、告知で患者にQOLが著しく低下することが明確に分かりきっている場合を除けば、病名告知は原則として行うべきである。

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