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女子医学部受験生はやっぱり不利なのか?

女子医学部受験生への差別

2018年に、東京医科大学の合否判定をきっかけに、医学部入試での女性差別が次々と発覚して以来、受験生たちは不安を抱いている。

2019年の入試は終了し、女性差別が改善されたか否か検討できるはずなのに、文部科学省は情報開示に消極的だ。これまでに問題が指摘された10大学の状況を報告しただけだ。

その10大学とは、東京医科大学、順天堂大学、北里大学、聖マリアンナ医科大学、神戸大学、岩手医科大学、昭和大学、日本大学、金沢医科大学、福岡大学だ。

この調査によれば、「男性合格率/女性合格率」の数字は、女性受験者差別が判明した4大学では、東京医大が3.11から0.98に、順天堂大学が1.93から0.95、北里大学が0.86から0.78、聖マリアンナ医科大学が1.47から0.79と劇的に改善している。

「女子である」というその一点のみで不正な得点操作を行い、女子の合格者数を少なくしているということが報道されると、多くの人々はその不正行為に憤りを覚えただろう。

私は、人生は不公平なことがほとんどだけど、「勉強・受験は公正・公平だ」と信じていた。それがこともあろうに、「大学入試で明らかな女子差別が継続的に行われていた」ということを知って驚きのあまり発する言葉も見つかなかった。多くの女性、女子医学生が同じように思ったことだろう。

時には何かを犠牲にして、青春をかけて必死に勉強して受験し、医師になるという夢をかなえよう、そんな若い女性たちの真摯な思いを差別で踏みにじる行為が行われてよいのだろうか?

現場の医師の反応

東京医大による女子受験生の一律減点が発覚した頃、あるアンケート結果がネット上で話題になった。同大学の点数操作を「理解できる」「ある程度理解できる」と答えた医師が65%に上ったのだ。女性医師向けのウェブ雑誌「joy.net(ジョイ・ネット)」が会員を中心に調査し、103人が回答した。

実際、女性医師は妊娠・出産だけでなく、育児負担を偏って負うことが多いため、休暇や短時間勤務を余儀なくされる。女性医師は離職率も男性医師と比べて高い。それに対して、男性医師は長時間労働を続けることができる便利な働き手なのだ。

そのため、働き手が不足する医療現場で男性医師が重宝されることは、合理的といえば合理的なのだ。

しかし、こんな状況はおかしいから変えようという議論をするべきだ。『長時間働けない人が悪い』といった自己責任論になってしまう。そんな風潮が強まっているからこそ、『それって本当に個人の責任?』と声を上げる必要がある。

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