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年号、用語は覚えるな!共通テスト日本史のコツ

受験生向け
年号、用語は覚えるな!共通テスト日本史のコツ

日本史の学習といえば、用語や年代を暗記するということを想像する人が多いですが、共通テスト対策の場合、年号や用語を覚えるということは問題を解く上で重要ではありません。

共通テスト日本史でやってはいけないこと

共通テストの日本史の勉強で、用語や年代を覚えることはやってはいけません。やってはいけないというか、必要ありません。

それは、共通テストの場合、用語は選択肢に全て書かれているからです。共通テストは、記述式でも、問題文を見てそれが指す用語を答える一問一答形式でもありません。

選択肢に書いてある用語を見て、その用語の「意味がわかる」「時期がわかる」ことが大切なのです。また、年号もそのまま暗記する必要は全くなく、その出来事がそのような流れの中で起こったかというストーリーさえわかれば問題は解けます。

一見、年号を覚えていないと解くことができないように思える、年代整序問題も、「どの時期か」がわかっていれば解けます。

このことを理解していないと、オーバーワークになってしまい、他の科目に比べて、ものすごい負担になってしまいます。

「年号、用語は覚えなくてもいい」ということをしっかりと理解した上で、共通テストに絞った学習をしていくことが、共通テストの日本史で高得点をとる最短の道です。

年号を覚えない、用語を覚えない解き方

例題 2004本試験

次の文1〜4について、古いものから年代順に正しく配列したものを次の①〜④のうちから一つ選べ。

  1. 坂上田村麻呂が征夷大将軍に命じられた。
  2. 仏教を重んじた称徳天皇は、太政大臣禅師の地位を設けた。
  3. 薬子の変に先立ち、勅命の伝達に関わる蔵人頭が任じられた。

①1-2-3 ②2-1-3 ③2-3-1 ④3-2-1

この問題では、やはり、時期を把握することが大切です。

ここでポイントになるのは、各選択肢のキーワードを見ていくことです。

1.「坂上田村麻呂」…平安時代初期(桓武天皇)

2.「称徳天皇」…奈良時代

3.「蔵人頭」…平安時代初期(嵯峨天皇)

まず、「2」だけが、奈良時代で、残りは平安初期なので、選択肢としては②か③に絞ることができます。

平安時代初期は、桓武天皇の時代と嵯峨天皇の時代に大きく分けることができ、桓武天皇の時期が先に来ます。坂上田村麻呂は桓武天皇、薬子の変は嵯峨天皇ということが分かれば、答えは②であると簡単に導くことができるのです。

この例題でわかったように、その用語がどの時期のものかが分かれば、並び替え問題は解くことができます!間違っても一つ一つの年号や用語を覚えることに時間を使ってはいけません。

正誤問題も「時期識別」と「意味の理解」がポイント

普段の学習は記述式の定期テストなどのために、「年号を覚える」「用語を覚える」という習慣がついてしまっていますが、共通テストではそれではむしろ解けません。

共通テストのポイントは、やはり「時期識別」と「意味の理解」です。

歴史用語が出て来たら意味もわからず暗記するのではなく、その用語の意味をしっかり理解できるようにしましょう。さらに、それがどこの時期に属すのかを、その用語に関係する時期ごとにしっかり分けることをしていきましょう。

歴史用語の覚え方

①歴史用語を見てその時期のものかを言えるようにする

例:勘解由使…平安時代初期(桓武天皇のころ) 

 海船互市新例…江戸時代中期(新井白石のころ)

②歴史用語を見てそれがどういう内容のものか言えるようにする。       

例:勘解由使…国司の不正を取り締まった

海船互市新例…長崎貿易を制限した

文化史の場合も、作者名、その文化財や本を見たときに、それが何文化に属しているのか、その本が何について書かれたものなのかということをしっかり理解することがポイントになってきます。

繰り返しになりますが、年号と用語をただ覚えてはいけません。用語を見た時に、「こういう意味」で「この時代のことだ」ということが言えるようにすることに重点を置いた学習をすることが、共通テストで効率よく高得点をとるコツです。

史料問題の対策のコツ

まず、言えることは、共通テストにおいては、教科書に載っている史料について、細かいところまで全て覚える必要はないということ。

重点を置くべきは、教科書にある史料を見て、その時代の何について書かれた史料かを識別できるようにすることです。

やはり、史料についてそこに書かれた用語や年号を丸暗記するのではなく、その歴史事項が最もよく表されたフレーズ、それに関係する出来事や時期を押さえておくことが大切です。

また、史料問題の中には、日本史の知識が無くても、その史料から文章を読み解くことができれば解くことができる問題が一定数あります。そのため、史料問題は、その文章をしっかりと読むことで、問題を解くヒントが見えてくることが多いのです。

知識が無くても解くことができる史料問題は、サービス問題です!

史料から丁寧にヒントをかき集めれば解けるはず!

過去問の使い方のコツ

過去問はいつからやるべきか

二次試験、私大対策で日本史が必要な人は、ひととおりの勉強が終わったらすぐ過去問を始めていくとよいでしょう。夏までは「意味の理解」と「時代識別」の練習をして、9月〜10月までには始めることです。

二次試験、私大対策は、それ用の学習に共通テスト対策を絡めていくことです。夏までは二次試験、私大に向けた学習をして、それ以降から共通テスト対策をそれに絡めていきましょう。

医学部を志望する人は、日本史は共通テストでのみ使うことでしょう。

日本史を共通テストでのみ使う人も、夏までは基本用語の「意味の理解」と「時代識別」の練習をし、9月以降に過去問を始めていきましょう。たとえ、9月の時点で知識が曖昧でも、過去問演習と並行して、勉強をすることが大切です。

過去問を実際に見ることで、どのような覚え方をするべきなのかが分かると思います。過去問を解きながら、知識の穴を埋めていきましょう。

時々ある難問はどうするべきか

共通テストには、難問が含まれていることもあります。過去問で解けない問題があると焦ると思いますが、難問を気にする必要はありません。

その1問が解けなくても残りの問題を確実に正解すれば、9割は取れます。その1問を解くための努力より、残りの9割を確実に取るための基本事項の確認の努力に時間をかけましょう。

過去問はあくまで過去のもの。全部解けるようになることを目標にせずに、解き方を学ぶことが大切。

直前期にするべきこと

直前期には新しいことをマスターすることより、できないものをできるようにすることに重点をおきましょう。

そのために、過去問の中でできなかった問題をピックアップして、もう一度解き直すというのがオススメです。

これを行うべき理由は、できないものをできるようにするということだけでなく、「共通テストの勘を鈍らせないこと」が大切だからです。

この作業を行う中で見つかった自分の穴を、時間の許す限り埋めていくことが、効果的な直前期の勉強法です。

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